キムラボディーのWhat's new

 2009年04月28日(火)18:11  チンクェチェント
fiat.jpg 530×446 74K
いよいよゴールデンウイーク、愛車でロングドライブといきたいところなんですが、高速道路乗り放題?1000円につられて出てくる車で、連休中は各地で大渋滞の予想だそうです。皆様、安全運転でお願いいたします。

今回はそんな道路情報の話じゃなくて、キムラボディーがこつこつとレストアしてますフィアット500(チンクェチェント)を見てて最近気が付いたお話。

何年か前にキムラボディーのあります愛知県で開催されました、愛・地球博を覚えていらっしゃるでしょうか?
その愛・地球博のイタリア館で話題を呼んだのが、チョコレートで出来た実寸大のフィアット500。
最初はすごい造形力と関心したんですけど、そのチョコレートのフィアット500の写真をよく観察しますと・・・・。

ここからは想像なんですが、あれはフィアット500のボディーを完全にストリップして,その上に本物のチョコレート、もしくはチョコレートらしい塗料でペイントした(吹き付けた)だけの物じゃなかったのかと?
チョコレートの香りがかなりしてたそうですが。

キムラボディーで現在レストア中のフィアット500のボディーの穴位置とか各部の厚さがよく似てます。
ボディーショップのプロの目でチョコレート製フィアット500を見ますと、下地に構造物が無ければチョコレートだけでは強度的に絶えられないと思います。

ホワイトチョコレートだったそうですから、文字通りフィアット500(チンクェチェント)のホワイトボディー。イタリアン・ジョーク?

本物のチンクェチェントのレストアの方は、ゴム類、ガラス類、内装関係まで外せる物は全て取り外し、ボディーを徹底的にリペアし錆び対策を施したうえで、オリジナルカラーのイタリアンレッドで全塗装。
気長にやってますから、完成までにはもうちょっと時間が掛かりそうです。

 2009年04月13日(月)17:49  RR ルノー アルピーヌ
kimura-a.jpg 530×666 94K
久しぶりに書き込みをさせていただきます。
お蔭様で本業のほうが忙しく、なかなかブログの更新が出来ないのが残念。
のっけからお詫びと言い訳で申し訳ありません。

今回はFRP製ボディーの全剥離と修復、仕上げの全塗装のお話。

車はフレンチスパースポーツの「ルノー アルピーヌ A610ターボ」、さすがに生産中止から十数年(生産期間 1991年〜1995年)経ちますと、いくら強固に作られたFRPボディーでもあちこちにヤレが出てきまして、思い切ってボディーの補修をかねての全塗装でアルピーヌのリフレッシュ計画となりました。

FRP製のボディーは、成型の自由度が高くデザイン性に優れ軽量に仕上がる等の特徴に加え、一般の車より錆に強いのが大きな利点。

錆の心配はありませんが、FRPの疲労による塗装のひび割れやFRP自体の亀裂は多かれ少なかれ現われてきます。
傷が深くならないうちに早めに手を打つのが大切。今回のルノーアルピーヌもちょうどいい修復時期でした。

一見しただけでは修復の必要がないくらい状態のよさそうなボディーだったんですが、塗装を落としてストリップ状態にするとあちこちにFRPの疲労が見つかり、グラスファイバーと硬化ポリマーで補強・修復。
ボディーラインも一部修正してからボディー全体をサンディングして全塗装の準備を完了。

チリひとつ乗らないように、パーカーアレスターの完全密閉型塗装・乾燥ブースで全塗装。
塗料は世界最高品質を誇る、オランダSikkens(アクゾノーベル)を使用。
入念な塗装作業に十分な乾燥時間で最高に美しい仕上がりとなりました。カラーは元色より若干明るめに調合したフレンチブルーのメタリック。
アルピーヌはやっぱりこの色でなくちゃ・・・・Sikkens(アクゾノーベル)のクリア塗料の艶はやはり最高です。

過去ログ 2008年10月 11月 
2009年01月 02月 04月 05月 06月 09月 11月 12月 
2010年01月 02月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2011年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 10月 11月 
2012年01月 02月 03月 06月 07月 08月 10月 11月 12月 
2013年01月 02月 03月 04月 05月 07月 08月 10月 11月 
2014年01月 09月 
2015年03月 04月 05月 07月 09月 
2016年06月 09月 
2017年01月 03月 06月 

一覧 / 検索